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ライブの音量

 昨夜、知り合いの知り合いのライブを見に行った。
 音楽的な感想を書きたい所なのだが、書けない。理由は簡単。ほとんど音楽として聴けなかったからである。一部のアコースティックな感じのセットや、曲の中の静かな部分はいいのだが、音量があるレベルを超えると、耳の受音容量オーバーで、メロディーもコードも歌詞も聞き取れず、全体のリズムとベースラインのみなんとかわかるという状態で、ほとんど苦痛の連続。別に、デスメタルのバンドとかではない。普通のポップなロックバンドである。
 こういう「不適切な音量のライブ」というのは、アマチュアや中途半端なセミプロの場合、残念ながら決して珍しいことではない。演者の問題とPAサイドの問題と両方あるだろうが、直接的にはハコのPAスタッフの問題。ステージ上の演者には、客席でどういう音量バランスで聞こえているかはわからない。例えばギタリストがアンプの音量を上げすぎており、それを基準にバランスを作ったら全体が大きくなりすぎたのだとしても、それを指摘する責任はPA側にある。しかし、PA担当はブースの中でバランスを作るだけで、絶対的な音量がでかすぎることには関知しない輩が多い。というよりも、おそらく耳がマヒしており、通常の人の耳ではブーストしてまともに聞こえないぐらいの音量が、ちょうど普通に聞こえるのだろう。しかし、それではどんなに演者がいい演奏をしても、当然のことながら客には何も伝わらない。
 客の側にも問題はあるだろう。ひどいPAでまともに聴けなかったライブであっても、それは演者の責任ではないからと思い、さらには「音がでかすぎると感じるのは自分が不慣れなだけで、これが普通なのだろう」と変に気を回して、知り合いの演者に「よかったよ」と言ってしまう。ほとんど音楽として聞こえていないものに対して「よかった」等と言うのは、むしろ失礼な態度だと思うが。
 もちろん、最終的には演者自身の責任である。いくら音楽的に作り込んでいても、受け手に伝わる形で提供しない限り、自己満足でしかない。客からどう見えるかどう聞こえるかということを常に意識していれば、このような迷惑な我慢大会ライブが蔓延することはないはずである。

 それとも、私の耳がデリケートすぎるのだろうか?そうじゃないと思うんだけどなあ。

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