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「湖畔のマリニア」栗本薫

 最近読んだ本から。
 グインサーガ正篇第104巻。100巻到達がつい先日だった気がする。調べてみると99巻以降が今年の出版であり、年内に105巻も出るようで、外伝も1巻あるので、結局今年は7冊出ることになる。相変わらずすさまじいペースである。
 グインサーガは、私は大学1年の頃から読み始め、15巻あたりからは全て初版で持っている。(といっても、今は初版自体の発行部数がとんでもない数だろうから、近年のものは初版でないものを持っている方が珍しいのだろうが。)作者のあとがきにおける悪ノリぶりや、ときおり本編にも顔を出す男には理解できないヤオイ系の悪趣味には正直辟易しつつも、物語全体のダイナミックな展開には目を離せず、「ここまで付きあったのだから、見事ゴールまで突っ走ってくれ」という感じである。ハイペースな分、最近はどうも文章のアラが目に付くようになったのは残念だが、推敲を重ねればそれだけペースが落ちるのは間違いないのであり、これはもう、このペースで書いていることも含めての作品として目をつむるしかないのだろう。時折「実は作者は最終回を書く気はないのではないか」という不安にかられることもあるが。
 今回は、悪いやつではないがウザいキャラNo.1のマリウスが、ウザいだけではなく非常にたちの悪いところを発揮している。いくらなんでもそれはダメだよ、マリウス君。

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