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経験値をくれ!

 先週提出したデモが採用されたらしい。6月3日・4日にある某イベントで、とある団体のブースで流される予定。先方のHPなどで情報が上がってきたら、その時にはこちらでも詳しく。
 今回は、最終的なレコーディングは先方であらためてやるらしく、私の方はデモを提出した所でお役御免である。作曲者がどこまでやるかは、発注元のディレクターによって全然考え方が違い、今回のようにデモを出して終わりの場合もあれば、最終アレンジとレコーディングのディレクションまでやることを期待される場合もある。そして、デモを集める段階では、そのあたりについて何の情報も与えられないことが多い。本当は、それによって提出するデモの作り方も変わってくるはずだし、場合によってはデモ作成まではできるけど採用されてもその先の仕事をするのは日程的に困難という場合もあるのだが、どうも、採用される前から先のことについて考えても仕方がないという困った発想があるようなのである。音楽以外にも一応責任のある仕事を抱えている身にとっては、これは非常に辛い。
 もし、レコーディングのディレクションまでやるというような場合、たとえ日程的には問題ないとしても、そもそも自宅で打ち込みで作ったオケを、どういう形でレコーディングスタジオのシステムにつなげばいいのか等は、一度経験しないとわからないことであり、残念ながら未だそういう形でレコーディングに関わったことがないので、自分の今のシステムで問題なくできることなのかどうかすらわからないのが実態である。要するに、どうやってLogicからProToolsに繋げばいいのかということなのだろうが、ProToolsに触れたことすらない人間にとっては、何が必要で何が足りないのか、そもそも自分が何をわかってないのかが分からないのである。これは、恐らく一度具体的な事例で予行演習をすれば簡単に解決するであろう問題なのだが、その一度の経験がない状態でいきなり本番を迎えて、クライアントに対して作曲のプロとして経験のなさを見せるなと言われてもそれは無理な相談である。初めての時は、スタジオのエンジニア等に教えてもらいながらやればいいだけのことだとは思うのだが、どうもクライアントに素人だと足下を見られたくないという空気があるようで...。(これだから弱小事務所は困る。) それならば、実際に必要になる前に一度レコーディングエンジニアないし経験者からレクチャーを受ける機会を作ってくれと、以前から事務所のマネージャーには言っているのだが、なかなか問題の切実さを理解してもらえない。バーチャル絵本やDVDのBGMの仕事で自宅で完パケを作ったりしているので、誤解されている部分もあるのだろうが、劇伴等を自宅で全部作ることができるというのと、レコーディングスタジオのシステムに繋ぐためのデータを準備することとは別の次元の問題。
 一回、流れを経験させてもらうだけで、もやが晴れて視野が開けるのはわかっているのだが、その一回の経験値が得られずにもがいている不毛な状況を、なんとか打破しなければ。一段落したら、一度仕事とは別に個人的にスタジオを借りてレコーディングをやってみるか。とにかく欲しいのは経験値。

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