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さらば防音カーテン

 うちの南向きのリビングの窓には、不細工な防音カーテンが設置されている。一昨年の秋に引っ越しを決意した一番の理由が、隣家の犬の騒音であった。なので、当初は二重サッシの部屋を探したのだが、ご想像通り、わざわざ二重サッシにしている物件というのは、そもそも周囲の騒音があまりにも激しいため、やむなく二重サッシにしているのであって、静かな環境を求めて二重サッシの物件にするのは本末転倒であることが判明した。そこで、人の声や犬の声からはなるべく距離を取るように、少し高い階の部屋にしたのだが、可能な限りの手を打とうということで、スミノエの防音カーテンなるものを導入することにしたのである。
 お手軽な遮音カーテンとは違い、この防音カーテンはかなり分厚く重たいもので、ヒダもとれず、窓をすき間なくシールドしないといけないので、カーテンを閉じている時はなんだか雨戸を閉めて立てこもっているような感じである。オーダーメイドで、お値段も結構なものである。
 それで、肝心の効果であるが...結論から言うと、残念ながらほとんどないに等しかった。おそらく、もともと防音性の低い窓の場合には、防音カーテンをつけることで大幅な改善は得られるのだろうが、最近のマンションのサッシは、二重サッシでなくても、かなり防音はしっかりしているので、そこにこれをつけても、さらなる改善はほとんど得られなかったのである。どうやら、防音カーテンで効果のある帯域の音は、マンションのサッシでほとんどカットされており、サッシを通過してくる帯域の音は、防音カーテンでは止まらないということのようである。
 それでも、高い金を出して買ったものでもあり、効果が全くゼロではないに違いないと信じて、また、遮熱効果は結構有効で冷暖房の効率はよくなっているみたいなので、今まで使い続けてきたのであるが、ここにきていい加減自分をだませなくなってきた。ただでさえ、仕事が在宅ひきこもりWorkなのに、このカーテンのせいで、本当に閉塞した気分になるのである。遮光性が非常に高いので、カーテンを閉めていると、天気や季節感どころか、1日のサイクルもわからなくなる。そして、開けるのに結構手間がかかるので、ついつい閉めっぱなしにしていると、どんどん世間から乖離していくのである。
 そこで、今日、ようやく一念発起して、新しいカーテンを買いに出かけた。うちの窓は、柱の関係でサイズが非常に中途半端であり、普通のカーテンでもオーダーメイドになってしまう。1面はレール長が165cmであり、こちらは少々不格好に余るのを我慢すれば2m用で間に合うが、もう1面が222cmなので、これは既製品では無理。いずれにせよ、高さが190cmというのも半端なので、既製品でも丈の調整は必要なのだが。実は、レースのカーテンは以前の部屋で用いていた寸足らずの物を無理やり付けていたので、今回はドレープとレースの両方を新調することになり、これまた結構な散財である。
 せっかくなので雰囲気をがらっと変えるため、レースのカーテンは夏のイメージのものを選んで、サイズと値段の確認をしてオーダー票を書き終わった頃に「仕上がりまでに2週間程かかります」...って、オイ!! そういうことは先に言ってくれっての。こちとら、この夏を気分よく過ごそうと思ってこれを選んだのに、届くのは7月も半ばかよ...。なんだか非常に損をした気分。というよりも、もうお払い箱と決めたこの不細工な防音カーテンをあと2週間も吊しておかないとならないのが許し難い。やると決めたらすぐやらないと気が済まない私としては、こんなに気分の悪いことはないのである。といっても、カーテン取っ払って露出狂生活をするわけにもいかんし。はぁ...。

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