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ボヤ騒動

 先日、マンションの同じ階で、ボヤ騒動があった。煙が漏れてくる部屋の住人は不在で、消防隊が隣室からベランダ伝いで進入したのだが、結局コンロの火を消し忘れて外出し、鍋の中が焼け焦げて部屋に煙が充満したということらしく、幸い出火には至らなかったようだ。しかし、建物の外からわかる程は煙も漏れていなかったため、部屋の前を通った人がいなければ発見はもっと遅れていた可能性もあり、危険な状況であったことは確かである。
 マンションの外通路では、魚を焼くような焦げ臭いにおいがして、ちょっと煙たいというぐらいであり、そんなにはっきりとは煙も見えなかったので、よく観察しないと煙の元がどの部屋かもわからない状況であった。最初に異変に気付いた人が連絡したのは、マンションの管理会社で、消防には管理会社の方から連絡が行ったようである。ただ、待機中の住民が共有していた情報は「管理会社には連絡済みで、その管理会社の者が今こちらに向かっているが、どれくらい時間がかかるかは分からない」ということだけであり、肝心の消防には連絡したのかどうかというあたりが曖昧なまま、どうも要領を得ない。もう一度連絡するか、それとも直接119番に電話すべきかと思っているうちに、消防車が来た。消防に連絡が行ってるという情報が一切出ていなかったにもかかわらず、消防車の音を聞いてこのマンションのために来た消防車だと何の疑問も抱かずに信じてしまっている人々を見て、少々そら寒い思いがした。

 非常時において重要なのは、必要な情報を必要な相手に的確に伝えることと、今現在どういう手が打たれているかという正確な情報を全員で共有することである。どこまで手を打っているかがわからなければ、次に何をすべきかもわからない。今回のようにそもそも非常事態なのかどうかも把握しにくいような状況では、だれかが強力なリーダーシップをとって行動するというような場として熟成しにくいので、情報の交通整理をするのも難しいが、まずは個々が様々な局面における「情報の共有」ということについてもっと高い意識を持っていれば、少しは混乱を避けられるはずである。
 これは、必ずしも非常時だけの話ではない。普段の仕事においても、今の状況についての情報を共有しながら仕事を進めることの重要性を理解していない人というのは非常に困った存在だったりする。ただ何かをするだけではなく、自分が今何をしようとしているかを周りに伝えながら何かをするということが大事なのだと思う。

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