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格安航空券の謎

 先週8/28から8/30にかけて、鹿児島の実家に帰省していた。チケットは当然いわゆる格安航空券であり、正規の往復航空券の1/3以下の値段である。この格安航空券という代物のからくりが未だによくわからない。何が謎かというと、格安航空券には必ずホテルの宿泊1泊がついており、「宿泊はいらないからさらに安く」というオプションが存在しないのである。要するに抱き合わせ販売になっているわけで、おそらくは航空会社とホテル業界のタイアップによってこの格安航空券という商品が成り立っているということなのだろうが、客観的にみると、ホテル業界をからめずに、旅行代理店と航空会社だけで、今の格安航空券の値段からホテル代を差し引いたよりも高い価格設定で新たな商品を企画した方が、帰省等でホテルを必要としない顧客にとっても、旅行代理店、航空会社双方にとっても、明らかにプラスに作用する筈である。それをせずに、明らかに宿泊する気のない客に無理やりホテルを予約させ、ホテルの稼働率を水増しするというのは、どう考えてもホテル業界への体のいい利益供与だとしか思えない。非合法の臭いがプンプンする。少なくとも、自由競争の原理から逸脱したからくりが存在することだけは確かだろう。
 顧客側からすると、たとえ他のチケットより安いとはいえ、最初から泊まる気のないホテル代を払わされていると思うと、はらわたが煮えくり返る思いである。この架空の宿泊者の存在のために、満室でホテルが取れないというような客も発生するのだろうか。それとも、最初から歩留まりを見積もって、平気でダブルブッキングしているのだろうか。あるいはまた、最初から満室になることなどありえないような不人気ホテルの救済のための仕掛けなので、満室になる心配をすること自体ナンセンスなのだろうか。
 ちなみに、今回予約時に、宿泊する意志はないことを告げると、オプション料金不要の低いランクの鹿児島のホテルの割当分がいっぱいだということで、航空券は鹿児島行きなのに、熊本のホテルを予約させられた。ここまであからさまな架空予約をされてしまうと、もはや笑うしかない。さらに虫のいいことに、「宿泊しない場合は当日キャンセルの電話を入れて下さい」だと。言うまでもないことだが、キャンセルの電話を入れることにより、ホテル側は大手を振って部屋の確保を解除できるのである。そして、こちらは、まんまと架空宿泊による利益供与の共犯者にさせられるのである。

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