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国際子ども図書館

 予定が変わって時間に余裕ができ、週の当初の天気予報も外れていい天気なので、なにかいい展示をやってないかとノープランで上野公園に出掛けた。国立博物館でダ・ヴィンチについての特別展をやってたので、行ってみると、明日までということもあり長蛇の列ができていて、挫折。代わりに、前から気になってた「国際子ども図書館」に行ってみた。

070616_1 3階の「本のミュージアム」で今やっている展示は、「大空を見上げたら−太陽・月・星の本」というもの。太陽や月等にまつわる伝承や神話を分類し、それを題材にした物語や絵本が展示されている。基本的にガラスケースの中なので、手に取ることはできず、特定のページを開いて展示してあるもの以外中を見ることはできないので、本の雰囲気を眺めるだけなのだけど、子供向けの本って、内容はともかく、本の作りが自由でいいなあ。
 1階には、子供向けの本を集めた閲覧室がある。いろんなジャンルのさまざまな事象を子ども向けに解説した本がたくさんあるのを眺めながら、子供向けと言っても、自分も知らないことはいっぱいあるのだろうなと思う。歴史や地誌などのように知識を蓄える方向の勉強からはずっと逃げ続けて、数学やソフトウェア等「考える」事に重きを置いた世界に偏って生きてきたので、思いのほか物を知らない。この部屋の本を片端から読んでも、結構楽しいかもしれない。

 ただ、今日のこの部屋でのお目当ては絵本のコーナーである。子供の頃に読んでいた絵本がないかと眺めていたら、目に飛び込んできたのが「こねこのぴっち」。いやあ、この絵のテイストとか、無茶苦茶懐かしい。ぴっちがうさぎ小屋に閉じこめられて夜を迎えてしまい、金網の外で夜の動物達が目を光らせてるところの絵なんて、子供の頃本当に怖かったんだろうな。定番の「ひとまねこざる」とかも思わず全部読んでしまった。他に、非常に漠然とした物語の印象だけが残っているものがあって、それらしいものを探したのだが、どうやら同じ作者の2つの絵本が記憶の中でごっちゃになっていたようである。レオ=レオニという人の、「スイミー」と「フレデリック」(翻訳は谷川俊太郎)。断片的な記憶では、「小さい魚が主人公」「『アリとキリギリス』の逆のようなおはなし」というものだったのだが、「スイミー」の主人公が小さな魚で、「フレデリック」の主人公は、冬ごもりの準備の時に働かずに蓄えたイメージで冬ごもり中のみんなの心を豊かにするのねずみであった。たしかにどちらの絵本にも記憶にある場面がいくつかあったので、両方とも子どもの頃に読んだのは確か。大人の目線で読むと、結構説教臭かったり、押しつけがましさが鼻につくのだけど、多分子供のころは、作者の意図とは関係なく、ただその主人公たちがありありとそこにいたのだろうな、と思う。

070616_2070616_3 1階には、テラス席のあるカフェテリアがあるので、心地よい陽射しを浴びながらちょっと読書タイム。持っていた本が、その場にそぐわない「後巷説百物語」だったのはナイショ。(まあ、上野の森だと考えれば、別にそぐわないこともないか。)
 いつもとは違う空気を呼吸できるスポット。もちろん、騒がしい子供がいる可能性もあるけど、そもそも子供が主役の場所なので頭にもこないし、今日みた限りではちゃんと本の好きな子供たちが中心で、雰囲気は悪くない。

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