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アジアカップ終了

 U20W杯からアジアカップまで、ここしばらくサッカー観戦三昧だったのだが、ついにアジアカップもイラクの優勝というだれもが予想しなかった形で終幕。サウジ戦、韓国戦の連敗のショックで、今日はもう見ないつもりだったが、イラクがどういう戦いをするのか興味があったので、結局最後まで見届けることに。
 この決勝の両チーム(イラクとサウジ)を見ていると、どうしても彼らと比べて日本チームは相変わらず線が細いなあと思う。それを頭脳とスピードと正確なパスで補うというのが日本の目指す所なのだろうけど、コンディションによって、特に頭の疲労がたまると、極端にパフォーマンスが落ちる、というのが今回の日本チームだった気がする。決勝ラウンドは、遠藤と俊輔の目に見えない疲労が大きかった。グループリーグを1位突破して移動がなかったといって喜んでいたけど、猛暑のベトナムで戦い続けたことで逆にコンディションのリフレッシュが出来なかったような。
 遠藤を応援している自分としては、遠藤と俊輔(と憲剛)を同時に使うということを試し続けて、世間的に結果が出なかったという印象になってしまったのはかなり痛い。コンディションさえよければ、高原・巻+遠藤・俊輔で前を構成するというのは、決して悪くなかったと思う。(できたら、巻のところは、代わりの人材に出現して欲しい気もするが。)
 もう一回り遠藤と俊輔のフィジカルが強ければ。時々でいいから鈴木啓太が自らパサーになる選択ができれば。あとちょっと加地のクロスの精度がよければ。もう一人中澤クラスのフィジカルのセンターバックがいれば。もう少しサブにスペシャルな選手がいれば。もう少しもう少しが全部足りなかった今回のチームは、ベストメンバーを連れていけなかったことも含めて、実力で優勝できるチームではなかったのかもしれない。(もちろん、決勝ラウンドに進んだ8チームのうちベトナムを除く7チームは、運がよければ優勝のチャンスはどこにもあったとは思うが。)
 もし闘莉王がいたら、どういうチーム構成になっていたのだろう。阿部をボランチに上げて啓太と組ませ、中澤と闘莉王のセンターバックで、憲剛をサブに回すとか。そうすれば、サブの層も含め、少しは重量感のあるチームになったかもしれない。あと、キャプテンシーという意味で、宮本のいない今、タイプは違うが闘莉王がいてくれるとずいぶん助かったはずである。GKがキャプテンだと、どうしても声をかける場面が限定されてしまうし、中澤や啓太や阿部はどちらかというと背中でひっぱるタイプ。前線やサイドの選手はキャプテン向きじゃないし。(もう一人、昔のゴン中山のポジションとして播戸にもいて欲しかった。)
 2010に向けては、闘莉王だけでなく、中田、稲本、三都主、松井あたりも当然メンバーに入ってくるだろう。そういう意味では(たしかにコンフェデ出場権を逃したのは大きいけど)悲観する状況ではない。変にネガティブな空気にならないで欲しいものだ。

 とりあえず、イラクにはおめでとう。先日は祝砲の流れ弾で死者が出たりということもあったようで、せっかくの選手たちからの贈り物を悲劇に変えることはもうないようにと祈るばかりだが、まさに戦禍の真っ只中にあるかの国ではそんな外野からのきれい事の感想など知ったことではないのだろうな。

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