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叙述トリック

 今、京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕」を読んでいるのだが、どうやら仕掛けられている叙述トリックの中身が、かなり早い段階で分かってしまったようである。たまたま最近読んだ森博嗣「再度封印」の中のある部分がヒントとなってしまったのだが、仕掛けが分かった時点で叙述トリックは叙述トリックでなくなるので、少々くやしい。初読なのに、最後の謎解きの後読み直しているような感じ。(まあ、そんなに厳密に隠蔽しようとしている叙述トリックでもないかもしれないが。)

 それにしても、やるべきことがいっぱいあるはずなのに京極作品なんかを読んでるってのは、これはもう完全に現実逃避モードである。仕事関係で、ある方面ではつまらないトラブルで疲れ果て、ある方面では行き詰まり、ある方面ではモチベーションが復活せず、その他もろもろとっちらかった状況を今ちゃんと乗り越えないと年明けには全てが破綻するのが目に見えてるのに、1200頁もある本を読んで時間もエネルギーも浪費するなんてのは、もってのほかなのだが...。
 ちなみに、厳密に言うと、いくつかの方面に関しては、やる気だけは十二分にあるのだが、生憎それらはいずれも、頭の中から別の厄介事を追い出してまとまった時間を確保しない限り一歩も進めない類いの創作活動なので、今は着手できない。何もかも放り出してそちらに専念できるなら幸せなのだが、社会と関係と保って今後も生き永らえるためにはそうもいかないようなのである。

 しょうがない、そろそろ栞を挟んで一旦本を閉じることにするか。

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