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秋葉原という街

 数年前に台東区に引っ越してから、秋葉原は自転車でも行ける距離となり、日比谷線とJRの乗り換えポイントでもあるので、ちょっとした買い物でもよく出かけるようになった。といっても、ほとんどヨドバシカメラで用が足りてしまうので、いわゆる電気街方面には最近はあまり行かない。昨日も、プリンタの調子が悪くそろそろ写真プリントも可能な物に買い替えようと思っていたので、予定通り夕方にヨドバシカメラに出かけた。早起きしていればもしかしたら昼間に出かけた可能性もある。そして、駅を越えた向こう側では昨日の白昼、凄惨な事件が起きていた。もちろん、出かけた時点でその事件のことはニュースで知っていた。

 いわゆるサブカル方面にはそんなに深入りしたことはないので、オタクの聖地としての秋葉原には特に思い入れはない。それでも、25年前に上京してから、生活環境が変わる度に家電の街秋葉原のお世話になってきた。普通の白物家電やオーディオは当然として、上京した当時は、RolandやKORGといった電子楽器メーカーのショールームも秋葉原にあり、高校時代にYMOにはまって「大学に入ったらシンセを買う(買ってもらう)!」と意気込んでいた自分は、名機Jupiter8とかを横目で見ながら、廉価版のMIDI対応ポリシンセの走りであるJX-3Pを購入して音楽活動を開始。社会人になってからは主にMac本体や周辺機器を買うのにソフマップとかをよく利用した。最近では、台東区に引っ越した際に照明器具を買ったのはオノデンで、去年88鍵の電子ピアノを買ったのは元LAOX楽器館のMUSICBOX。

 そんな25年見慣れた街で起きた無差別大量殺人事件。すさんだネット上でのやりとりや、そこに見られる匿名性によって増幅される無責任な悪意を眺めるにつれ、平和に暮らしている人々が思うよりはるかに人の心の壊れ方は進行しているとは思っていたけれど、こんな身近な所でそれが現実のものとなってしまうと、部屋から一歩外に出るのも怖くなる。昨日から、すれ違う人が不審な物を持っていないか必ず手元を確認し、背後を歩く人との距離を常に意識している自分がいる。時間が経てばまたそういう人間不信にも慣れていくのかもしれないが、秋葉原という街の特殊性もあり、今回の事件が東京に住む全ての人の心にぬぐい去れない黒いシミを残したのは確か。怖さとともに、何かひどく悲しい思いでいっぱいになる。

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