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結石

 昨日の朝、起きた瞬間から右脇腹に堪え難い痛みがあった。突然の激しい腹痛なので、虫垂炎か結石だろうと思ったのだが、前に結石をやった時は痛みはもっと背中側だった気がしたので、盲腸切るとなると、今抱えている仕事はどうなるのだろうと不安を抱えつつ、とりあえず近くの病院へ。普段医者にかからないので、以前健康診断で訪れた病院に行き、そこからさらに近所の胃腸科を紹介してもらい、そこまでは歩いて行ったのだが、そこでまた痛みが激しくなり、急患として紹介してもらった総合病院へはタクシーで。
 急患と行っても、総合病院はとにかく混んでいるので、待ち時間が多く、処置室のベッドを借りてのたうち回っていた。最初に痛み止めの注射を打ってもらうまでに1時間ぐらいかかり、それでもあまり効果がなく、座薬を入れさせてもらうまでさらに2時間。痛みが原因で吐いたのなんて初めてである。触診により、虫垂炎の可能性は低そうだったのだが、血液検査と尿検査の結果+レントゲンでも明確な所見は得られず、朝から何も口に入れてなかったのに、所見が得られるまでは水も飲むなというひどい仕打ち。最終的にはCT写真を撮ってようやく尿管結石と判明。出口がふさがれた右側の腎臓が左に比べて腫れており、小さい結石もCTに写っていた。その頃には座薬の効果で痛みも引いていたので、普通に医者とも会話もできたのだが、さっきまでのたうち回っていた姿を見られている看護師さんの視線を微妙に気まずく感じながら、半笑いで退散。
 結局、この日は朝から16時過ぎまで病院三昧で、いろんな検査をされたので、びっくりするような料金を払わされ、散々な目に会った。症状を抑止すると所見を得にくいという事情はわからんでもないが、これだけ患者が苦しんでいるのだから、最初で座薬入れてくれという感じである。痛みに耐えるのにどれだけ体力を消耗したことか。
 結石という病気は、よほど石が大きい場合を除き、「死ぬほど痛い以外には特に何も弊害はなく、自然に石が排出されるのを待つしかない」というなんとも厄介な病気である。弊害はないと言っても、腹部の痛みであるため、脳が通常の腹痛と誤認してしまうようで、著しく食欲が低下するのも困りもの。数年前に一度罹り、この病気だけは二度となりたくないと思ったのだが、どうも石が出来やすい質らしい...。まあ、痛みさえ抑止しておけば、多少朦朧としている以外は仕事もできるので、最悪の事態だけは回避できたのだが、正直この状態で仕事をするのは辛い。(でも締切は待ってくれない...)

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Pantherの死

 ついに、MacOSX 10.3(通称Panther)の切り捨てが本格化してきたようである。今リリースされている最新のMacのOSは10.5(通称Leopard)。一方、うちのMacは、iBookは未だにPantherで、iMac(雪見大福)の方は10.4(通称Tiger)である。Tigerの方はまだサポートされているようだが、PantherのSafariでは閲覧できないHPがここにきて急に増えてきた。今朝はついにYahooのトピックスをカテゴリー一覧から読むことが一切できなくなってしまった。Firefoxはまだなんとか無事のようだが、Panther+Firefoxが積極的にサポートされているわけではなく、これもいつダメになるかわからない。
 そんなことを言っている間に、さっさと新しいOSに切り替えればいいだけだろ、と言われそうだが、なかなかそうできない事情がある。仕事で使っている環境で互換性がない部分については、締切を抱えている状態が途切れなく連続している状況では、移行作業は行えない。特に、OSを切り替えてどこが損なわれるかが明確になっていないまま、大量のワークファイルを常に抱えている状態でOSを切り替えるというのは、自殺行為に等しいのである。

 Panther→Tigerについては、概ね雪見大福で確認しているのだが、TeXの作業環境で一部互換性がないツールがあることがわかっており、iBookのTeXの環境のインストールは自力でやったものではないので、本や連載中の雑誌の原稿を抱えている状態では(特に、本の方は、組版自体自分でやったので)完全な互換性が確認できない限り移行はできず、その作業をやる時間が取れない。TeXのようにユーザによりカスタマイズの度合いが大きいもののインストールを自力でやらなかったのは今となっては致命的なミスだが、インストールした時点ではまだお試しのつもりで、そのままこんなヘビーユーザーになってしまうとは予想してなかったのである。
 だが、ネットでの情報検索が仕事でも重要な意味を持っており、仕事以外でも情報の8割はネットからのものである状態で、ネット上でPantherが死を迎えようとしている以上、待ったなしで移行しないとまずい。が、3月はかなり無茶な仕事の入れ方をしており全ての締切をこなせたら奇跡という状況なので、とても無理。こんな時に次から次に梯子を外されていき、デジタルストレスは頂点。

 Tiger→Leopardの移行は、当分不可能。ネックになるのは、LeopardでClassic環境(OS9以前のソフトを使える環境)が廃止されたことである。先日出した本の表紙デザインも中の図版も全てClassic環境上の古いIllustratorで作成したもの。最新のAdobeの環境一式を入れるには、また大変な出費を強いられるし、互換性がどこまで保証されているかも不安である。とにかくLeopardに移行した時点で、Classic環境が必要なデータが全部死滅してしまうので、できれば雪見iMacはTigerのまま残して、新マシンとLeopardを同時に導入したいところだが、この不景気の折、個人的な財政状況もかなり苦しくなってきている状態で、そんな贅沢な投資もできない。
 他にClassic環境のソフトでどうしても捨てられないのは、昔のPixelCatというフリーウェア。最近のPixelCatはビューアーの機能に特化してしまったようだが、画像データの簡易編集ツールとしての昔のPixelCatの機能を実現する軽いツールが、なかなか見つからないのである。これが使えなくなるのは、かなり痛い。

 いつも思うことだが、一般ユーザーによってはソフトは単なる消費物でも、クリエーターにとっては、昔の職人の使う道具と同じで、その機能を細部まで理解して道具を使いこなすには、本来それなりの年月と経験が必要である。しかし、今の世の中は1年サイクルで道具を全取っ換えしないとすぐ梯子を外される。その状況で次々と道具を乗り換えて、美味しい機能だけ使って仕事をこなす「クリエーター」は、実は 単なるユーザーにすぎず、実際に「クリエイト」してるのはソフトウェアの開発者の方なのではないかと思う。創作者としての主導権をソフトベンダーに渡したくない者にとっては、気違いじみたサイクルでのOSの世代交代は、創作行為の破壊でしかない。

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ネットでの怪しい商売

 いろんなことを考える人はいるものです。

 2/25付けで拙著「ラングレーの問題にトドメをさす!」が発売になりました。本の流通のことは未だによくわからない部分があるのですが、各書店への配本を発売元の出版社が行うのは不可能なので、業界で「取次」と呼ばれる専門の業者に委託して、実際の配本は取次さんのさじ加減で行われます。3/1の時点で、Amazonでは「一時的に在庫切れ」という扱いになっていますが、これはおそらくまだ取次からの配本が届いていない状態だと思われます。新刊書であり、発売元にも在庫があるので、これは本当に一時的な状態で、発注して頂いた方の手元にもまもなく届けられるとは思うのですが、その谷間のタイミングを狙って、怪しい出品がなされているのを発見しました。

 「『新品未読』の未使用品」と銘打った商品が、「中古商品−ほぼ新品」という範疇で出品されています。しかも、新品の発売価格税込み2,835円に対し、その新古品は5千円以上もします。そもそも、まだほとんどの書店で店頭には並んでいない状況であることを考えると、これはAmazonの「在庫切れ」の表示を見て、入手困難品と判断して、新品として入荷した商品をダメ元でプレミア価格をつけて売ってしまおうという、書店主導のセコイ商売であることを疑わざるを得ません。

 どう考えても、発売即完売になるような派手な本ではありませんので(笑)、通常価格より高い新古品などというものに間違っても手を出さないようご注意下さい。入荷時期の明記されていないネット通販が不安なのであれば、出版社から直接取り寄せる方法もあるようです。(詳しくはこちらをご覧下さい。)

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